[どんな病気]
生まれたときから、大腿骨頭が骨盤のくぼみからはずれている状態です。女の子に、男の子の5〜6倍多く起こります。
ママのおなかの中にいたときの足の位置の異常や、関節のゆるみ、遺伝などが原因と考えられています。
[症状]
新生児では、脱臼しているほうの足が短く見えます。また、開排制限(ひざを立てて股を開いたとき、90度まで開かない)が見られたり、太ももの皮膚のしわの本数が左右でちがう、脱臼しているほうの足が外側を向くなどの症状もあります。
[治療]
生後1〜2ヶ月の間は、おむつを股の部分だけに厚めに当てて、できるだけ股を開いたままにしておくと、軽い脱臼の場合はこれだけで治ることが多いものです。
それでも治らないときは、リーメンビューゲルという装具をつけます。
リーメンビューゲルを4〜5ヶ月つけても改善が見られないときは、入院して牽引したり、手術したりします。
ひよこクラブ96年9月号第1付録 「赤ちゃんの病気辞典」より
9月18日
1ヶ月検診で小児科の先生に「左右の足の長さが違うのでは?」と指摘され、整形外科を紹介してもらう。何人も先生がいるのに「この先生がいいよ」と名前を教えてくれたのはありがたかった。
9月24日
整形外科に行く。レントゲンを撮って、「股関節脱臼」との診断。
原因については結局不明。遺伝でないことだけは確か。
外来で初めての診察だったので、2時間は待った。3ヶ月の子供を連れて、2時間待つのは大変辛かった。整形外科の待合いは一杯だったので、ことぶきが外来で待ち、ぐれは小児科の待合室で待つという方法で乗り切った。
この日から、おむつは必ず布で2枚重ねとなる。月齢が低いうちは、おしっこの回数が多いため、1日に50枚洗う日も・・・。
11月5日
初めてリーメンビューゲル(装具)をつける。この日まで待ったのは、あまりにも早く治療を始めても骨に負担がかかるだけだからだそう。
この日、家に帰ってすぐに、ウンチで装具を汚す。でも替えはないため、一生懸命ふき取るのみ。
11月6日〜11月19日
毎朝9時までに普通電車で病院に行き、清拭、着替えをしてもらう。
とにかく、足を伸ばさないようにするため、先生と看護婦さん3人の計4人がかりの作業。母親は、着替えの短肌着・靴下を手渡すのみ。
この間、家での装具の着脱は厳禁。
診てもらう時間が決まっているのはとても楽だった。病院も近いので往復で1時間半。
11月20日〜
お風呂に入れる間だけ、装具を外してもよいことになる。
11月25日・12月10日・1月14日
様子を見せに行く。これも11時半と、時間を指定してくれたので、とても楽。朝一でなくなったのは、ぐれが辛かったため。この時間だと急行電車でも座れて楽だった。
布おむつも1日に30枚程度になって安定しており、どんどん楽になっている。外出には紙おむつも使用。
2月4日
ついに装具が取れる。\(^o^)/ばんざーい!
この後の生活については特に注意することはなし。
少し左足が内側を向くが、これは気にすることはないということ。